MENU

衝撃!川崎市ストーカー事件について!岡崎彩咲陽さんや白井秀征容疑者のプロフィールと事件の概要について調査。警察の対応についての4つの疑問!この事件は防げた?

  • URLをコピーしました!

2025年5月3日、多くの人々の胸を締め付けるニュースが全国を駆け巡りました。

引用:写真ギャラリー枚め|【川崎20歳女性死体遺棄事件】| JBpress (ジェイビープレス)

川崎市の20歳の女性、岡崎彩咲陽(おかざき・あさひ)さんが、元交際相手(白井秀征容疑者)の自宅で遺体となって発見されたのです。

報道によると、彼女の遺体はボストンバッグの中に入れられた状態で隠されており、死後すぐに見つかったわけではありませんでした。

この事件は一見すると1件の殺人事件ですが、そこには長期間にわたるストーカー被害の訴え、警察の対応の不備、社会の無関心といった、現代の深い問題が絡み合っています。

今回の事件の概要また警察の対応のまずさについてまとめてみました。

それでは行ってみましょう。

※岡崎彩咲陽さんのご冥福をお祈り申し上げます。

目次

岡崎彩咲陽(おかざきひなた)さんについて

■ 岡崎さんとはどんな人だったのか?

名前岡崎彩咲陽(おかざきひなた)
年齢20歳
生年月日不明
職業学生(祖母のバーでアルバイトしていた)
家族父、兄、弟、祖母
居住地神奈川県川崎市

岡崎彩咲陽さんは、神奈川県川崎市川崎区に住む若い女性でした。家族思いで、まじめにアルバイトをしながら日々を過ごしていたごく普通の20歳。彼女の家族や友人は、明るく思いやりのある性格だったと話しています。

今回の事件が進展し、明るみになったところで彩咲陽さんのお父様や弟さんなどご家族がメディアに出演し、今回の事件に対する警察の対応のまずさなど訴えています。

・父親(岡崎鉄也さん)

ANN ニュース映像引用

彩咲陽さんの遺体が発見され、容疑者逮捕後、警察に今回の対応のまずさについて講義に行っている映像です。親として悲痛な想い、また、警察の捜査・対応のずさんさを訴えています。

・弟さん(岡崎寛太さん)

ANN ニュース映像引用

お兄さんもいると言われておりますが、弟さんは昨年12月行方不明になってからSNSを駆使し、真相究明すべく、情報発信しています。今回最悪な結果となってしまいましたが、テレビのインタビューについても毅然とした冷静な対応をしております。以下、行方不明後に作成したSNSのアカウントです。

岡崎彩咲陽さんはご家族やご友人と毎日楽しく生活していものと思われます。しかし、平穏な日常は、ある男性との出会いをきっかけに一変します。


元交際相手 白井秀征容疑者について

氏名:白井 秀征(しらい ひでゆき)

通称:ヒデ

年齢:27歳(2025年5月時点)

生年月日:1997年6月24日(報道による)

住所:神奈川県川崎市川崎区大師駅前2丁目(遺体発見現場)

特徴:顔にタトゥーがあり、地元では「危険な人物」として知られていたとの証言もあります。

地元の公立小中学校に通い、小学校時代はサッカーに熱中していたが、中学以降は素行が悪化し、学校に来なくなることもあったとされています。

中学の同級生からの情報では、白石容疑者については「空気が読めない」一面もあったようです。本人は「面白い」と思って発言していても、周りはしらけてしまっていたり、周囲とのギャップがよくあったようです。

自分のことは面白くて、強い人間だと思っていたようですが、周りからはいじられキャラと思われており、勘違いしている面もあったようです。

また、「ヒデ」という名前でラッパーとして活動していた可能性があり、川崎を拠点とするヒップホップグループ「Only Grizzyly Family(OGF)」の元メンバーであったとの情報があります。

引用:【インタビュー】OGF|川崎からの新しい風 – FNMNL (フェノメナル)

「Only Grizzyly Family(OGF)」とは?
川崎市を中心に活動するアンダーグランドヒップホップグループ。OGF=Only Grizzly Familyと名乗るそのクルーは、BAD HOPのライブにも帯同していたSnozzz、OGF CandeeOGF Deechとさらに他に2人のラッパーで構成されている。

また、白井容疑者が勤めていた会社の上司と良く飲みに行っていたようで、この上司と一緒に訪れた飲食店で彩咲陽さんと出会ったようです。

■ 元交際相手である白井 秀征との関係と危険な兆候

引用:【独自】岡﨑彩咲陽さん(20)への執着心はどうエスカレートしたのか…知人が語る白井秀征容疑者(27)の“束縛と執着” 川崎市女性遺体遺棄事件|FNNプライムオンライン

岡崎さんと白井容疑者は、約1年前、彩咲陽さんのアルバイト先で知り合い、お付き合いするようになっていったようです。

しかし、交際中に暴力行為や暴言、束縛などトラブルが発生し、岡崎さんは白井容疑者との関係を解消しました。

交際を解消した後も、白井容疑者のストーカー行為は続きました。自宅の周辺に現れる、無言電話をかけてくる、職場に押しかけるなどの迷惑行為があったとされます。岡崎さんはその都度、警察に相談していました。


事件の時系列と警察の対応

彩咲陽さんが警察に通報した内容とそれに対する警察の対応です。

引用:川崎臨港警察署 – Wikiwand
  • 2024年6月13日:岡崎さんが「彼氏とけんかになった」と通報。警察は祖母宅に避難させる措置を取る。
  • 2024年9月20日:岡崎さんの父親が「娘が元彼から暴行を受けた」と通報。警察は被害届を受理。
  • 2024年10月29日:岡崎さんが被害届を取り下げ、交際が継続していることが判明。
  • 2024年12月9日〜20日:岡崎さんが警察に9回電話し、ストーカー被害を訴える。警察は「事件性がない」と判断。
  • 2024年12月20日:岡崎さんが行方不明になる。
  • 2025年4月30日:白井容疑者の自宅を捜索し、岡崎さんの遺体を発見。白井容疑者は米国から帰国後、逮捕。

警察は岡崎さんからの複数回の相談にも関わらず、ストーカー被害としての認識を持たず、適切な対応を怠ったとされています 。

さらに行方不明直前の12月9日~20日については白井容疑者のいやがらせがエスカレートしていき、頻繁に警察へ通報しています。その通報した内容が以下になります。

・12月9日 午後6時35分、午後7時7分 「家の周りをうろついている」
・12月10日 午前5時6分 「元交際相手に自転車を盗まれた。返してほしいが電話に出ない」
・12月11日 午後0時49分 自転車の盗難に関する内容
・12月12日 午前4時14分 「元交際相手がうろうろしているので怖い。
             自宅周辺をパトロールしてほしい」
・12月16日 午後2時7分 自転車盗難に関する被害届を受理、その手続きに関すること等
・12月19日 午前10時10分 受理した被害届に誤りがあり、警察からの電話に対し折り返し
・12月19日 午後9時52分 署内に生活安全課員がいるかを確認
・12月20日(彩咲陽さんが姿を消した当日) 午前7時10分 署内に生活安全課員がいるかを確認

警察「ストーカー被害相談の認識なし」 住田弁護士「被害届は取り下げさせられた可能性ある」と指摘(関西テレビ) – Yahoo!ニュース

かなり、緊迫した内容で、警察に対して助けを求めていることが分かります。このように本人が危険を覚悟で電話していたのにも関わらず、岡崎さんは12日20日から行方不明となってしまいます。

■ 警察の不可解な対応① 被害届の取り下げ時の対応

白井容疑者から暴行を加えられたとのことで岡崎さんから被害届が出され、一旦受理していますが、その後取り下げています。この時にもう少し事情を聞けなかったのか疑問が残ります。

DV事件やストーカー事件では、相手に被害届を出したことがばれた場合、取り下げるように本人に圧力をかけ、その報復を恐れるがあまり、本人から「大丈夫です」と被害届が取り下げられる事例が数多くあります。

今回の場合、被害届を出した後、一旦取り下げるにせよ、白井容疑者から脅されたのかどうか、今どういう状況なのかということについて警察は注視する必要があったのでは?と専門家から指摘されています。

彩咲陽さんの弟さんもインタビューで次のように話しております。

白井容疑者より、結束バンドで縛られ川に連れていかれ、被害届を取り消すか殺されるかどっちがいいかと言われていたようです。

こういった事実があるにも関わらず、被害届の取り下げにすんなり応じてしまっていることは警察として捜査が甘かったとしか言えません。

警察は、今回ストーカー被害に近い状況が発生していることから『彼女が本気で被害届は取り下げたのではないのではないか』という、別の観点からの調査が必要であり、その辺りの認識が、非常に甘い対応だっと言わざるを得ません。

■ 警察の不可解な対応② 祖母宅付近に出没した際の対応

12月に何度も祖母宅や自宅をうろついている白井容疑者の様子がとらえられており、前述したように電話で警察にも何度も助けを求めておりますが、時に危険な状況が祖母宅付近をうろついていたタイミングと言われています。

その時の緊迫した状況がインスタに上がっていたので以下ご確認下さい。

目出し帽をかぶり、顔が判別できない状況で、何かを探すように見回しながらうろついています。この時点でストーカー以外の何物でもないですし、もし、そうでなかったとしても、夜、このような身なりでうろついていた場合、不審者として扱い、警察による職務質問など対応することが出来たはずです。

■ 警察の不可解な対応③ 祖母宅の窓ガラス破損時の対応

引用:「インフルで寝ていた」川崎ストーカー死体遺棄事件 白井秀征容疑者が遺族に語っていた仰天アリバイ | 文春オンライン

12月20日、祖母宅に身を寄せていた彩咲陽さんですが、祖母が朝起きるとの本人の姿が見えず、嫌な予感がして電話をしたが出ませんでした。

その後、彩咲陽さんからLINEで『買い物に出てる』と連絡があったので『ちゃんとしなさいよ』と返信をして少し心配はしていましたがちゃんと連絡があったので、出かけてるんであろうくらいで考えていたと思います。

2日後の22日夕方、1階の荷物置きにしている部屋のカーテンが揺れているので近づくと、ガラスが割られて窓が半分開いていました。ガラスの横の壁には大きな手形のような汚れも付いていたので“誘拐だ”と思い、すぐに警察を呼びました。

川崎臨港署の警察官4人が祖母宅にきましたが、警察は写真を撮ったり、鑑識したりすることはなく、『外から割るのはありえない』という判断で、彩咲陽さんの自作自演のように説明があったようです。

その間にも心配であったため祖母は、彩咲陽さんにLINEで『捜索願出すから』と送ったのですが、『大丈夫だからほっといて』と返信がありました。さらにその返信から1分後に白井から突然電話がかかってきて、『僕は17日からインフルエンザにかかって家で寝ています』と聞いてもいないことを話してきました。

ここで警察が現場検証し、鑑識を行っておけば、白井容疑者が重要参考人としてあがったかも知れません。

ここでも警察の対応がまずかったのはぬぐい切れません。

■ 消えた12月20日と、家族の危機感

2024年12月20日、岡崎さんは突如として家族の前から姿を消しました。連絡がつかなくなり、家族はすぐに警察に捜索願を提出。しかし、警察の初動は非常に鈍く、「事件性はない」と判断され、積極的な捜査は行われませんでした。

引用:電話の記録おかざきあさひを探しています(@asahi_okazki)さん / X

さらに、岡崎さんは失踪直前まで9回にわたって警察に電話をかけ、「家の周囲に不審な男がいる」と訴えていたことが後に明らかになります。にもかかわらず、警察は現場に急行せず、指紋採取などの捜査も行っていませんでした。


■ 遺体発見と容疑者の行動

それから約4か月後の2025年4月30日、事態は急展開を迎えます。岡崎さんの行方不明に関与したと見られる元交際相手・白井容疑者の自宅から、ボストンバッグに詰められた遺体が発見されました。身元の確認には数日を要しましたが、5月3日、遺体は岡崎さん本人であると断定されました。

引用:日テレNEWS NNN|日本テレビ系NNN30局のニュースサイト

事件発覚の前、白井容疑者は国外に出国していましたが、5月3日に日本に帰国したところを神奈川県警が羽田空港で任意同行。現在は事件との関連を調べるため、警察の取り調べを受けています。


■ 警察の対応に非難が殺到

岡崎さんの家族や世間の関心が集中したのは、警察の対応の不備です。ストーカー被害の相談が度重なっていたにも関わらず、警察は動きませんでした。さらに、岡崎さんの失踪当日にも何度も連絡が入っていたのに、警察は対応を怠り、結果として彼女の命を守ることができなかったのです。

事件後、岡崎さんの家族や支援者たちは、川崎警察署前で抗議デモを行い、「なぜ助けてくれなかったのか」と怒りの声をあげました。世論もこれに大きく反応し、SNSでは「#岡崎さんを忘れない」「#警察はなぜ動かなかった」などのハッシュタグが拡散されています。


■ ストーカー対策と制度の不備

神奈川県警には、ストーカーやDV被害などを扱う「人身安全対策課」が設置されてはいますが、実際には十分に機能していなかったことが今回の事件で露呈しました。担当部署の体制や人員配置、マニュアルの実行状況などが不透明で、被害者の声が届きにくい構造になっているのです。

また、法律の面でも、被害者が危険を感じても加害者への接近禁止命令や逮捕に至るまでには時間がかかり、現実的には防ぎきれないケースが多くあります。岡崎さんのように、自分の危険を自覚しても、守ってもらえない現実があるのです。


■ 社会全体が向き合うべき課題

今回の事件は、単に「一人の女性が殺された」という悲しい出来事にとどまりません。恋愛や人間関係にまつわる暴力、警察の初動対応の遅れ、ストーカー対策の不備、そして社会の無関心。それらが複雑に絡み合って起こった、象徴的な事件なのです。

私たちができることは、こうした事件を「他人事」とせず、制度の改善や社会意識の改革を求め続けることです。被害に遭った人が一人で苦しむのではなく、周囲が早期に気づいて手を差し伸べ、行政や警察も迅速に対応する体制をつくる。それが、岡崎さんの死を無駄にしないために私たちが果たすべき責任ではないでしょうか。


【最後に】

岡崎彩咲陽さんは、助けを求めていました。警察にも、家族にも、社会にも。その声が届かずに命を落としたという現実は、誰の身にも起こり得ることです。この事件を通して、私たちが学ぶべきことは数多くあります。そして今、岡崎さんの命が無駄にならないよう、社会全体が動き出さなければなりません。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次