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【DMC世界大会】変わったプレイスタイルのDJ!今見るとなぜ?って思う凄いスキルをもつDJを紹介!1990年大会に出場し優勝したDJ Davidがぶっとんでた件!

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DJの世界にはそのプレイスキルを競う世界大会があります。

各国での予選があり、そこから勝ち上がったDJが世界を舞台にプレイスタイルを競い合い、一般的にはバトルDJと言われているDJが出場します。それぞれ持ち時間がありDJのプレイスキルを披露します。

最近ではCreepy NutsのDJ松永さんが2019年のDMC世界大会で優勝しております。

そんなDMC世界大会では、様々な特徴のあるDJが数多く出演し、素人では考えられないような技(スキル)をファンに見せてくれました。そんなDMC世界大会で個人的に驚く技(スキル)をもったDJ達を紹介したいと思います。ここでは1990年大会を中心に見ていきたいと思いますとにかく1990年大会はいろんな意味でぶっ飛んでます

それでは行ってみましょう!

目次

DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPSとは?

rohatcom68によるPixabayからの画像

DMCとはDance Mix Clubの頭文字をとっています。このDMC世界大会は、年に一度開催される世界一のDJを決める世界大会です。DJといっても色々なプレイがあり、その中でも一番に観客を魅了する「ターンテーブリズム=バトルDJ」の世界一を決める大会として有名です。そのスキルも様々で一番わかりやすいのがレコードをこする「スクラッチ」や二枚のレコードを交互にかける「ビートジャグリング」、手以外の体のパーツを使いプレイする「ボディトリック」など多岐にわたります。
そのスキルを駆使し、世界№1のバトルDJを決める大会がこのDMC世界大会です。

このDMC世界大会は、1983年にイギリス国営放送のプロデューサーであったTony Prince氏が「DJこそが明日の音楽の中枢を担う」という考えの下、世界的DJ組織 のネットワークを創出するために、DISCO MIX CLUB(DMC)の大会をロンドンでスタートさせたのが発端となっています。

最近ではミキサーにも様々な機能が付き、その機能であるエフェクトなどを使用し、様々なプレイが可能になりましたが、当時はイコライザーが付いて、クロスフェーダー(左右の音の入れ替える機能)が付いている程度の機材でした。そのような環境の中、バトルDJは己の技を磨いて日々スキルを磨いていたと思われます。

このDMC世界大会で優勝したDJの中には、今でも第一線で活躍している人もいます。当時の映像を見てみるとカッコいいですね!

◆DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS 1999年大会 DJ Craze


◆DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS 2002年大会 DJ KENTARO

一般的にはこのような感じで2枚のレコードを使って、スクラッチはビートジャグリングを行い、そのスキルや構成を競う競技です。当時は、エフェクトなどの機能がないミキサーを使って、ターンテーブリズムの世界を表現しておりました。

次の章では、想像をはるかに超えたDMC大会に出場したDJ達を紹介したいと思います。とくに個人的に伝説となっているDJ David!1990年代大会に何度か出場したDJで優勝もしております。とにかくぶっ飛んでいます。必見です!

DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS1990チャンピオン DJ David(ドイツ代表)のプレイの紹介!

◆DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS1990でのウィニングセット

まず、何も言わずにこの動画を見てみてください!DMC世界大会1990年にDJ Davidが初優勝したプレイです。

白いTシャツ姿でその辺にいそうな好青年スタイルのDJ David。

入りはスタンダードなHIPHOPのスクラッチスタイルから入ります。コスリは切れが良く、ビートに合わせて聞いてて気持ちが良いです。ミキサーの位置が特徴的で通常中心において左右のターンテーブルを切り替えるのですが、ターンテーブルを2台並べてミキサーを端に置く独特のスタイルです。

さらにミキサーがガムテープで止められていることに気が付いたでしょうか?これから何が起こるかワクワクさせられます!
と急に「LL COOL J/ Get Down」をぶち込んできて、スクラッチすると思いきや、ここからビートジャグリングですが、45回転(早回し)にして狂ったように2つのターンテーブルを行き来します。

これでもかというくらい繰り返し、同じフレーズをかけまくります。背中でフェーダーを動かすボディトリックも見せてくれます。とまたここで繋ぎなんて関係ないと言わんばかりに「Rob Base & DJ EZ Rock – It Takes Two」をぶち込んでいます。また、スタンダードなビートにスクラッチをきれいにはめてきており、気持ち良いコスリを聞かせてくれてます。と落ち着いたとおもったところでまた45回転(早回し)でビートジャグリングします。動きがやばいです。早回しではありません!

次に肘で電子音をこすります。ここまではよくある話ですが、今度はおもむろに椅子の上に立ち上がるとなんと足でこすります。しかも裸足!確かに靴下履いてたらコスルことできないですよね!親指でしょうか?

最後はおでこでコスってフィニッシュ!音楽は自由だと言わんばかりに独特の世界を表現するDJ David!このプレイでみごと優勝しております。

◆DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS1991でのウィニングセット

次に1991年大会にも出場しております。1990年大会と比較すると数段上のレベルに上がっています。

もう宇宙です!

もう我々のような凡人には理解できない、遠い雲の上にいったかのような、かなりぶっ飛んだプレイとなっています!

心してご覧ください。1990年大会で優勝して、1年いろいろスキルを磨いて、1991年大会も優勝目指して試行錯誤した結果、かなりぶっ飛んだ常識では考えられないプレイとなっております、ぜひ最後までご覧ください。

最後がやばいです!!!!

まず、よく見て下さい!レコードをかけるターンテーブルが2階建てになっています!ビールの缶でしょうか?まずここで度肝を抜かれます。Tシャツをインしているところも、この時代独特のスタイル!カッコいい!

曲調はゆっくり目のスタートでスクラッチのスキルを見せつけていますが、急にパブリックエネミーの声ネタをかけると、おもむろにターンテーブルを下ろします。普通にするのかと思いきや、また置き方のくせがすごい!斜めに傾けて置いてあるではありませんか!この声ネタでビートジャグリングをして、早回しのような動き!すごくないですか?

ターンテーブルはさすがにもとにもどし、ここからさらにTHEME FROM S.W.A.T/RHYTHM HERITAGE(反逆のテーマ)のイントロをサンプリングしている「LL COOL J/I’m bad」でスイッチが入り加速します!
もうよくわかりません。2枚のレコードを1秒以下の速度でビートジャグリングだとは思いますが、45回転(早回し)にして、さらに素早い動きで左右の同じレコードを交互に流します。ほんと、もうやばいです!

また、ビードダウンしてスタンダードなHIPHOPスタイルを披露するのかと思わせますが、また、45回転(早回し)にして、そこからさらに加速!動きがやばすぎます!「今日何かあったんですか?」と聞きたくなるほど2台のターンテーブルに没頭し2枚のレコードをいじり倒すDJ David!音楽は自由だ!と言わんばかりの自由な予想もつかないプレイは圧巻です!

最後は「Jungle Brothers – I’ll House You」に音楽をかけながら、なんとターンテーブルの上で回ります!さすがにこれは、スキルというか自由過ぎて言葉を失います。ターンテーブルを大事そうに人に持たせているところもお茶目です。

動画を見てどうだったでしょうか?当時はこのような独特なプレイも多かったわけですが、このDJ Davidだけ異次元へ行っております。ターンテーブル2台と単純なミキサーでどこまで観客を沸かせれるかを追求した結果、このようなセットが出来上がったのでしょう。

優勝後、数々のメディアに取り上げられた形跡が見られますが、海外のトーク番組で取り上げられた映像がありますのでご覧ください。

あえて解説はしませんが、一緒です!最後ターンテーブルの上で回ります。ターンテーブルで回るのを推してたんでしょうね!観客はおもわず歓声をあげます!!!

DJ Davidが使っていたネタの曲で個人的に今でも好きな曲が「Rob Base & DJ EZ Rock – It Takes Two」今でも色あせないカッコいい曲です。ビートとラップがとサビがくせになります!!

限定盤のレコードが再発されております。まだ在庫があるようです。


次に紹介するのが「Jungle Brothers – I’ll House You」。ターンテーブルの上で回っているときにかかっている曲です。HIPHOPとHOUSEの融合といいますか、このRoyal House – Can You Party を使ったバックトラックがカッコいいですよね!

DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS1990チャンピオン DJ David(ドイツ代表)のプロフィール、経歴について

DJ Davidについていろいろ調べましたが、ネットに情報が上がっておりません。とても気になるところですが、名前、年齢、兄弟、DJを始めるきっかけなど情報は上がっておりませんでした。ドイツ語などで調べると何かわかるかもしれませんが、今何をしているのかすらもわかりませんでした。情報ある方はメッセージをお願いいたします。

いかがだったでしょうか?

実はDJを始めるきかっけになったのがこのDJ David。当時はNHKのBS放送でDMC大会の一部が放映されておりました。これをたまたま見たDJ Davidに衝撃を受けました。当時高校生だったでしょうか。懐かしいです!

ただ、現在、DJ Davidの経歴や現在についてはに包まれているので引き続き追っかけていきたいと思います。

この映像をみてDJに興味を持った方は興味があれば、スタンダードなDJ機材がセットで販売されておりますので是非ご覧ください。現在はレコードではなく、音源データでDJができる時代ですので、お手軽に楽しむことができます。




また、DJやレコードにまつわる音楽情報は発信していきたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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