ホットウィールをご存じでしょうか?ミニカーといえば日本ではトミカが有名です。男の子であれば、必ずと言っていいほど小さい頃遊んだ記憶があるかと思います。
そんなミニカーですが、トミカ以外にも様々なメーカーから発売されているのをご存じでしょうか?ここでご紹介するのは150ヶ国で発売され、1秒に16台購入されており、世界で最も販売されているという【ホットウィール】です。
最近では発売日にはコレクターの方々が列をなし、また通販でも予約販売ですぐに完売するなど日本でもその人気ぶりが伺えます。さらにミニカー専門の転売ヤーなども出現し社会現象とまでなっております。
そんな、日本でも大人気の【ホットウィール】いついて徹底調査いたしました!
それでは行ってみましょう!
ホットウィール・ブールバード、ワイルドスピードのアソートについての調査内容をまとめました!興味あればご覧ください!
マテル社(MATTLE)について
ホットウィールとは、アメリカの玩具メーカーであるマテル社(MATTEL)が1968年9月7日に発表した亜鉛合金製ダイキャスト成型のミニカーシリーズのことをいいます。3インチサイズのモデルを中心に1/18スケールや1/43スケールの製品が存在あります。マテル社(MATTEL)について初めて聞く方もいるかもしれませんので以下、まとめました。日本でもおなじみバービー人形の生みの親のようです。アメリカの老舗玩具メーカーといったところでしょうか。
このマテル社が男の子向けのおもちゃの代名詞であるミニカーに着手したことが「ホットウィール」のすべての始まりとなります。
マテル社(MATTEL)とは?
マテル – Wikipedia
1945年にハロルド・マトソン(Harold Matson)とエリオット・ハンドラー(Elliot Handler)らによって設立。その際、マトソンのニックネーム “Matt” とハンドラーのファーストネーム “El”liot を組み合わせて “matt-el” = Mattel と命名された。1959年にエリオットの妻であるルース・ハンドラー(Ruth Handler、後に社長に就任)が中心となって考案したバービーを発表し、世界で最も有名な人形のひとつになった。
日本においては、東京都千代田区神田鍛冶町に本社を置くマテル・インターナショナル株式会社が事業を行っている。
ホットウィール(HOT WHEELS)の歴史(発祥)について
マテル社はバービー人形で女の子のおもちゃとして大ヒットしておりましたが、次のステップとして男の子向けのミニカーを企画しました。当時既にイギリス・レズニー社の『マッチボックス』が圧倒的なシェアを誇っており、それに対抗するためにデビューの1年以上前から入念にプロジェクトが進められたようです。当時のアメリカ三大モーターメーカー通称ビックスリー(GM、フォード、クライスラー) のデザイナーらを集め、ホットロッドをモチーフにした「カリフォルニアルック」という商品コンセプトを打ち出しました。
また、「他社製の何よりも速く走るミニカー」というコンセプトのもと、それまで他社があまり重要視しなかった走行性能に着目し、摩擦抵抗の少ない細いピアノ線を使用した車軸とサスペンションを採用しました。
圧倒的な走行性能は最大のセールスポイントとなり、また当時の子供たちにも好評でした。こうして1968年9月7日にデビューした「ホットウィール」は、アメリカ国内でテレビCMに1000万ドルを投じて戦略的に展開し、アメリカのみならず世界中でヒットし、競合他社にも多大な影響を与えるほどのメーカーになったようです。
「カルフォルニアルック」とはカルフォルニア風のカスタムスタイルで当時はギラギラと光る派手なキャンディーペイントとなっており、これを「スペクトラムフレーム」と名付けました。
またデザインは実車ベースのカスタム仕様になっておりますが、ボンネットから飛び出たエンジンや赤いラインの入ったマグホイール風のタイヤなど独特なボディースタイルとなっており、当時のミニカーと差別化した特徴的なデザインとなっております。
色、デザインともに当時の他のメーカーが真似できない個性の強い16台が発売されました。この16台のことを「Original 16(オリジナル・シックスティーン)」または「Sweet 16(スウィート・シックスティーン)」と呼ばれています。
ここからホットウィールの歴史がスタートします!
ホットウィール(HOT WHEELS)の歴史(年代別)について
- 1960~1970年代
1968年に最初の16台が販売された後は、1969年にレーシングカーを揃えた「グランプリシリーズ」、1970年に ドラッグレース用マシンを揃えた「スポイラーズ」、1971年にトラック等の商用車を揃えた「ヘビーウェイツ」 など次々に発売されました。
1970年代になるとそれまでのキャンディーペイントからエナメルペイントとなりました。1970年代前半は販売不振に陥っていた時期もありコストのかかるキャンディーペイントをやめて、より効率的なエナメルペイントになったようです。
その後、ボディーに直接印刷するタンポの技術も発達し採用されるようになりました。そのタンポ仕様の最初のシリーズが「フライングカラーズ」です。タンポ自体も今のように複雑ではなくゼッケンや模様など比較的単純な柄が多かったようです。
1976年からレッドラインのタイヤは徐々に使われなくなり、1978年には廃止されました。黒いタイヤにマグホイールの組み合わせとなり、「ブラックウォール」と呼ばれています。シリーズ化して発売されたものも多く、1976年に人気モデルをクロームメッキに塗装した「スーパークロームス」、マーベル・コミックのキャラクターをボディーに描いた「ヒーローズ」などが登場しています。この時期のモデルはホットロッドやレーシングカーの他、当時流行していたカスタムバンを題材にしたものも多いようです。
- 1980~1990年代
1980年代に入ると数々の派生シリーズが誕生します。特徴的なギミックを搭載したものが発売されます。リアの車高調節ができる「ハイレイカーズ」、1984年に衝撃を与えるとボディーの一部が180度回転し、衝突で凹んだ状態が再現される「クラックアップス」や車体がひっくり返る「フリップアウツ」が登場しています。
その他のシリーズとしては、1981年に従来のモデルよりも更に走行性能を追求した「ホットワンズ」、同年に商用車を集めた「ワークホーシス」、最近ではプレミアムラインでもおなじみのゴム製タイヤを採用した「リアルライダーズ」、1984年にホットワンズと同様の特徴を持つ、最近でも入手困難でウィーラー泣かせの「ウルトラホッツ」、軍用車を集めた「アクションコマンド」、動物やロボットを題材にした車両を集めた「スピードデモンズ」など、様々な特徴的なシリーズが発売されました。
このような多様なシリーズ展開は1986年を最後に整理されます。この時期のモデルはサブコンパクトカーやトラック、バス等が多く、ホットウィールの代名詞であったホットロッドは若干影が薄れていたようです。また、日本車を題材にしたモデルが増えたのもこの頃でした。
1987年、多様化を極めた派生シリーズは整理され、「ワークホーシス」、「アクションコマンド」、「スピードデモンズ」が残り、スポーツカーやレーシングカーを集めた「スピードフリート」、クラシックカーを集めた「クラシックス」、オフロード車を集めた「トレイルバスターズ」の3シリーズが新たに登場しました。
- 1990~2000年代
日本では、バンダイとの提携により、輸入品以外では、ラムネ菓子を同梱した食玩ホットウィール、特撮番組やアニメ番組に登場する車両をモデル化した『キャラウィール』やトランスフォーマーのようなオリジナルデザインの『ロボウィール』も販売されました。
2002年でバンダイとの提携が解消され、マテルの日本法人が輸入代理店となり日本での販売は継続されました。車体を極端にデフォルメした『Fatbax』『Torpedoes』『Blings』『Hard Noze』『Drop Tops』といった挑戦的なデザインのシリーズが登場(不人気だったために黒歴史とも呼ばれています)。その一方で派手な塗装をやめ、実車を忠実にデザインした車種も増えるようになったようです。
1999年にフェラーリとの版権を独占契約し、これ以降フェラーリの3インチ玩具ミニカーでは新車を含めホットウィールの独占状態が2014年まで続くことになりました。日本では大手玩具メーカーのバンダイと提携して正規の輸入を再開しました。
- 2010~2020年代
2015年、フェラーリとの独占ライセンス契約が終了し、2015年1月よりフェラーリのミニカーの生産販売を行う独占権が、「Maisto」や「Bbrago」などに与えられ、ホットウィールのミニカーブランドでフェラーリのミニカーを生産していた「エリートシリーズ」は販売できなくなりました。現在では公式ページが削除され「エリートシリーズ」ブランド自体が消滅、または休止状態となっているようです。
2016年頃から主にコレクター層を対象としたアソート「ホットウィールプレミアム」がスタートしました。当初はカーカルチャーのみの記載で販売されていましたが、後に「ホットウィールプレミアム」の1セグメントとして発売されることになりました。ゴムタイヤを装備し、細部の塗装やタンポも追加され、こだわった仕様となっています。なお、 2018年からは世界各国で「ホットウィールレジェンドツアー」が開催されています。
ホットウィール(HOT WHEELS)の日本での販売について
アメリカでの販売とほぼ同時期に日本でも発売されてました。1976~1979年頃には「ミニカ」という名称でパッケージは赤い箱で販売されておりました。当時の輸入総代理店は東京の國際貿易、発売は國際マテルでだったようです。
その後、正規輸入はありませんでしたが、1999年に、名称を『ホットウィール』に変更してマテルジャパン(現:マテルインターナショナル) が正規輸入を再開しました。正規輸入がなかった時代が長かったことや日本に販売されないモデルも多いため並行輸入している販売店も多く残っています。
現在では大手デパート、スーパー、家電量販店、ホームセンターなど様々なお店で入手することができます。
ホットウィール(HOT WHEELS)の購入先
ホットウィールの購入先として以下まとめます。基本的にはネット購入が安心です。ここ最近、人気車種や人気シリーズは販売店で購入することが難しくなってきております。
ネット購入
基本的には「Amazon」や「楽天」で購入することがお勧めです。送料が無料のものが多いですし、在庫も豊富にあります。また予約もできるためどうしても欲しいものや人気のものは予約で抑えることができます。予約がショートしても再入荷などもあり、売り切れ商品が一時的に低下で購入することができる場合もあります。その他、トイザらスやビックカメラ、ヤマダ電機などの家電量販店、イオンスタイル、デパート系の通販やホビーショップ、ホットウィール専門店も購入可能ですが、送料がかかることもあるので注意が必要です。また在庫がショートすることもあり、予約はしたけど販売日の入荷が少なかったため、手に入らなかったということもあるようです。
個人的には「Amazon」「楽天」を併用するのがお勧めかと思います。
実店舗購入
実店舗では、お店によっては発売日当日コレクターの方が殺到し列ができます。これもそれぞれのお店によって対応が異なります。整理券を配布するお店や、開店と同時に店員が案内し店員確認の上一人1個づつ順番で購入する販売方法などこのような場合は、比較的平等に購入することができます。ただし、何も規制のない店舗もあります。
開店と同時に我先にと店内を全速力で走り、一番最初についた方がお目当て商品を根こそぎ持って行っている場面もたまに見かけます。ホットウィールも最近ではコレクター熱が高まり、収集している方も多い為、争奪戦のようになっておりますが、しっかりとルールやマナーを守って対応してほしいものです。
実店舗では入荷数のばらつきもあるため、希望者が購入できないことも多々あります。たまに完全にショートする場合もありますので、事前にお店に電話して販売される予定があるか確認したうえでお店に行くことを進めます。
以上のことからネット予約が最も確実に購入できる方法の一つです。
ホットウィール(HOT WHEELS)の発売日などの情報収集について
基本的にはネットやSNSを確認しておくと良いでしょう。ネットでは以下のサイトに発売される車種の情報や発売日が記載されます。またホットウィールの情報を発信しているYoutuberやインフルエンサーの方々のtwitterやFacebookなどまめにチェックしておくのが良いでしょう。ここでの情報の中で予約の開始時間を発信しているサイトやYoutuberの方々もおられるます。予約販売のタイミングを逃してしまうと、店舗でも購入できなかった場合、オークションなどで割高で購入するしかなくなります。個人的にお勧めのSNS、サイトは以下になります。
是非参考にしてみて下さい!
ホットウィールファンクラブは公式ではないんですが、新作の発売日や商品の画像を掲載し、過去の商品なども記載があるので助かっています。ホットウィールにわかマニアは、日本のホットウィールマニアであればだれでも見たことがあるサイトです。とても細かい情報までまとめてくれており、また海外の情報なども上げてくれているので、とても見ててワクワクするサイトです!定期的にアップしてくれており、どうしても情報としては海外先行となりますが、このサイトではそのような情報もアップしてくれております!
ロメオ ホットウィール病 (ROMEO)さんとJunkStyleさんは定期的に情報を更新しており、人気車種の情報や予約開始日などの情報も発信してくれております。また、購入後にブリスターをはがして、実車の状態や良いところや悪いところなど客観的に説明しており、とても勉強になります。動画があるのがありがたいですね。
いかがだったでしょうか?
今回は歴史や購入先についてまとめましたが、今後もホットウィールの発売情報や魅力について情報を発信していこうと思います。
何かのお役に立てば幸いです。
ホットウィールをみんなで盛り上げていけたらと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!!