ホットウィールをご存じでしょうか?ミニカーといえば日本ではトミカが有名です。男の子であれば、必ずと言っていいほど小さい頃遊んだ記憶があるかと思います。
そんなミニカーですが、トミカ以外にも様々なメーカーから発売されているのをご存じでしょうか?ここでご紹介するのは150ヶ国で発売され、1秒に16台購入されており、世界で最も販売されているという【ホットウィール】です。
最近では発売日にはコレクターの方々が列をなし、また通販でも予約販売ですぐに完売するなど日本でもその人気ぶりが伺えます。さらにミニカー専門の転売ヤーなども出現し社会現象とまでなっております。
ここでは、皆さんお馴染みワイルドスピードのアソートについてご紹介したいと思います。映画については2001年に公開され大ヒットとなり、シーリーズ化されました。2023年に10作目となるファイアーブーストが公開されております。
ワイルド・スピード/ファイヤーブースト|デジタル映画鑑賞券【ムビチケ】 (mvtk.jp)
映画としても素晴らしい作品となっておりますが、劇中に出てくる車がカーマニアをくすぐる内容となっております。アメ車、欧州車あり、日本の旧車、名車揃いでまた、その名車たちが、独特のカラーリングやカスタム仕様を施しカーマニア達の心を揺さぶってきます!
そんな「ワイルドスピード」の記念すべき1作目のアソートについてまとめてみました。
それでは行ってみましょう!
そのほか、ホットウィールの歴史や人気アソートのブールバードについてもまとめておりますので、良かったらご覧ください!!
FAST&FURIOUSの意味について
HOTWHEELSのワイルドスピード・アソートのパッケージに書いてある「FAST&FURIOUS」書いてありますよね?これ最初なんだかわからない方も多いはず。「これってワイルドスピードなんじゃないの?」と思いますがパッケージに書いてある単語が違うので不思議に感じますが、実際にこれは原題で、いわゆる海外での正式名称です。
The Fate of the Furious (2017) – Posters — The Movie Database (TMDB) (themoviedb.org)
ただ、日本では「ワイルドスピード」で通っているので違和感を感じます。それもそのはず、この「ワイルドスピード」の邦題が原題よりも素晴らしいと評価されているからです!また、それぞれのサブタイトルまでも評価されています。明らかにこの映画のストーリーと邦題である「ワイルドスピード」の意味が日本でも海の向こうでもしっくりくるようで評価されております。
前置きはこれくらいにして、「FAST&FURIOUS」の2つの単語の意味ですが、以下のようになっております。
FAST…速い、迅速な
FURIOUS…猛烈な,激しい、騒々しい
何となく、ワイスピのイメージに近い単語(言葉)になっております。「猛烈に速い、騒々しいほど速い」などワイルドスピードのシーンをイメージできるような題名となっておりますが、さらに調べるとFast & Furiousは「熱気に満ちた、勢いよく、熱狂的な」という意味の英語の慣用句であり、Fast & Furiousは「猛烈な勢いで」を意味するイディオム(慣用句、熟語)のようです。写真のようなドラッグレースを表現したぴったりの言葉だと思います!
ですので、HOT WHEELSのワイスピシリーズに「FAST&FURIOUS」と記載があるのは、間違いでもなんでもなく正式名称が記載されているということになります。
FAST & FURIOUS 初回アソート発売について(日本)
記念すべき最初のアソートは、2019年2月、新しいプレミアムライン「Hot Wheels PREMIUM」シリーズのMix A「FAST & FURIOUS FAST IMPORT」として発売されました。2018年後半ごろから情報が出回り、映画ファンはもちろんのことホットウィールファンの間でも注目されておりました。
またラインナップも初回にふさわしい内容となっており、ワイルドスピードのトレードマークになっている2作目で主役のブライアンが乗っていた日産スカイライン GT-R (R34)や三作目で主人公のショーンがDK(ドリフトキング)に初挑戦した際に乗っていた「モナ・リザ」ことNISSAN SILVIA S15など、映画でも重要なシーンに登場する車種もあり、発売前から様々な方面のファン(ホットウィール、ワイスピ、カーマニア)の間で話題になっておりました。
アソートも販売されましたが、2020年6月にボックスセットも発売されました。内容一緒、全車種5台入っており、またパッケージもブライアンのスカイラインを前面に出した、ワイルドスピード色全開でとてもインパクトがあります。当時は、参考価格が3,850円(税込)、Amazon購入価格3,025円(税込)となっており、もし今現在、同じ内容で同じ価格で販売されたら、秒でネットから消えると思われます。
今回取り上げている車種や通常販売の半年後にさらにボックスセットを発売するところなど、ホットウィールがこのワイスピアソートに力を入れている様子が伺えます。
今もホットウィールのワイスピ熱は冷めるどころがますます上昇しているように思います。ホットウィールの思い入れがとても強いアソートであると言えます。
第1作目のラインナップについて
記念すべき1作目のアソートのラインナップが以下になります。
- NISSAN SKYLINE GT-R (BNR34)
- NISSAN SILVIA S15
- ’70 FORD ESCORT RS 1600
- LAMBORGHINI GALLARDO LP 570-4 SUPERLEGGERA
- NISSAN SKYLINE GT-R (BNR32)
ラインナップを見ただけで素晴らしいの一言ですが、海外の映画にも関わらず、日本車を3台も入れてきたところや、映画では重要なシーンに出てくる車両もあれば、まったくストーリーには関係のないところで一瞬登場する車両などもはいっており、コンセプトとしては良く理解できないところもありますが、何となく、並べて見てみるとバランスが良いような気がします。色合い?形状?はたまた気のせいなのか?良く分かりませんが、バランスが良いアソートとなっております。それでは1車種づつご紹介いたします。
◆NISSAN SKYLINE GT-R (BNR34)
ワイルドスピードを代表する車種といっても過言ではない、NISSAN SKYLINE GT-R (BNR34)。ワイルドスピードのR34GT-Rといえばこのカラーと言われるほど、ワイスピを代表するカラーリングとなっております。エアロなどの細かいパーツの再現までは難しかったようですが、ホイールもシルバーになっており実車に近い形を再現しています。ほんとカッコいいですよね!2作目の「 2 Fast 2 Furious 」でブライアンがレースで使用していたスカイラインです。
最後、スープラとデッドヒートする展開になりますが、空中戦となり、スープラの上を飛び越えて無事ブライアンが勝利します。車が空中戦?って良く分からないと思いますので、映像をご確認下さい。ほんと飛んでます!
このレースで走っているその他の車両も名車ばかりでほんとカッコいいですね。
重要なシーンで主人公が使用している車ということもあり、当時は争奪戦だったと思われます。
いまでもプレ値が付いており、なかなか見かけることがなくなりました。Amazonにも売っていますが、さすがにプレ値でなかなか手が出ないですね。
◆NISSAN SILVIA S15
これもワイスピを代表するカラーリングです。オレンジとブルーという少し奇抜な組み合わせにはなりますがシルビアのボディにしっくりとはまります。
このシルビアは劇中で別名「モナ・リザ」と言われており、三作目で主人公のショーンがDK(ドリフトキング)に初挑戦した際に乗っていた車です。挑戦した際の動画がありますが、ショーンが壁や柱にぶつけまくりで最後、ボロボロに壊れた車体で出てきます。本人は真剣なのですが、そのボロボロの車体の壊れっぷりや、ショーンの運転する車がドリフトする度に観客が逃げ惑う感じが、シュールで少しツボにはまります(笑)動画ぜひご覧ください。
◆’70 FORD ESCORT RS 1600
このエスコートもとても重要なシーンで出てきます。ワイルドスピード6でブライアンが乗っていた車です。高速戦車との戦いの際に、戦車につぶされかけている幼馴染で親友であるローマンを救出します。
とにかく派手なアクションでトラックから戦車が登場する感じが普通の映画では考えられない、まさにワイルドスピードって感じのシーンとなっております。こちらも動画がありますのでご覧下さい。
◆LAMBORGHINI GALLARDO LP 570-4 SUPERLEGGERA
当時、ワイスピファンの間でも、どのシーンに出てたのか少し話題になったようです。ワイルドスピード6の最後に仲間たちがBBQをするシーンに黄色いランボルギーニが出てきます。一瞬しか出てない車種になります。
この辺りをラインナップに入れた意図はよくわかりませんが、全体のバランス見たうえでの結論だったんでしょうか?ただ、カッコ良いのには変わりません(笑)
◆NISSAN SKYLINE GT-R (BNR32)
こちらもガヤルドと同じく一瞬でてくるのみの車両となります。ワイルドスピード7でハンの葬儀のシーンで出てきます。スカイラインはブライアン仕様のものがアソートに入っているため、別の車種でも良かったような気がしますが、どうしても、日本車種の中でも特に人気があるスカイランGTRを2種類入れたかったのだろうと思います。
黒のスカイランGTRも販売時、争奪戦であったことを伺えます。文句なしにカッコいいですね!
いかがだったでしょうか?
いまやホットウィールのワイスピアソートは定期的に発売されるプレミアムアソートの定番的な動きとして定着してきましたが、映画も10作目が出て盛り上がっておりますし、ホットウィールのワイスピアソートも新作が毎回出てきますし、この盛り上がりはまだまだ続きそうですね。
今後、新作の情報をチェックしておかないと乗り遅れますね。その他のワイスピーアソートも時間をみてアップしていきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。