ホットウィールをご存じでしょうか?ミニカーといえば日本ではトミカが有名です。男の子であれば、必ずと言っていいほど小さい頃遊んだ記憶があるかと思います。
そんなミニカーですが、トミカ以外にも様々なメーカーから発売されているのをご存じでしょうか?ここでご紹介するのは150ヶ国で発売され、1秒に16台購入されており、世界で最も販売されているという【ホットウィール】です。
最近では発売日にはコレクターの方々が列をなし、また通販の予約販売でも、すぐに完売するなど日本でもその人気ぶりが伺えます。さらにミニカー専門の転売ヤーなども出現し社会現象とまでなっております。
そんな大人気のホットウィールですが、時に不良品をゲットしてしまうことがあります。レアなエラー品なら逆に高値が付くのでラッキーなのですが、通常の不良の場合、コレクションの価値が下がってしまいます。
家に帰り商品を手にしてよく見ると、不良を見付けてしまい残念なこともあり、よく確認しなかったことを後悔することもありますね!
今回は、ホットウィールには、どのような不良があり、どのような部分に注意したらよいのかネットの情報や経験談から調査した内容をまとめています。
購入時の参考にしてみて下さい。
それでは行ってみましょう!
ホットウィール・ブールバード、ワイルドスピードのアソートについての調査内容をまとめました!興味あればご覧ください!
ホットウィールの歴史についてもまとめております!
ホットウィール不良の種類について
ホットウィールも海外の工場で大量生産されていますので、正常品が多い中、一部不良品が発生することがります。
工場でも品質管理、また商品検査などは徹底してることと思いますが、稀に不良品が世の中に出てしまい、その不良品を運悪く手にしてしまうことがあります。
どのような不良が多いか箇条書きでまとめています。
ホットウィール 外装の不良(カード、ブリスターなど)について
多いのが外装の不良です。もともと販売時は不良品ではなかったとしても、店頭でに置いているうちに発生するものもあります。以下、外装の不良の内容について事例の画像も添付しながらまとめております。
- ブリスター割れ
ブリスターが部分的に割れていたり、ヒビが入っているなどの不良です。
経験上、ヤマダ電機やトイザらスと比べるとバースディはこの不良が多いように感じます。店内でお子様が手に取って遊んでいる様子を見かけますが、その時に落としたりして割れているのかと思います。このブリスター割れについては結構目視で分かりずらく、少し手で触るとプラスチックがこすれる音がするため、割れているのが分かります。
この不良は購入後、対処方法もありませんので、開封せずに保管する方は、避けたほうが良いでしょう。 - ブリスター変色
ブリスターが長期保管などにより黄色く変色することがあります。変色の要因は酸化や紫外線と言われておりますが、新品ではあまり見ることがありません。中古品を購入するときには注意が必要です。
目視でも分かりますのでよく見て購入すれば問題ないと思います。 - カード汚れ
カードが汚れていたりすることがありますが、これも新品ではあまり見ない不良です。中古品では見かけることがあります。これいついても拭き取ると取れるものもありますし、特殊な汚れなどは洗剤を少し含ませた布で拭き取るときれいに取れることがあります。こちらも中古品購入時に注意が必要です。 - カード変色
カードが紫外線などにあたり、変色している場合がありますが、こちらも中古品で見られる不良で新品ではほとんど見られない不良です。購入後対処方法ないので購入時によく確認が必要です。 - カード折れ
こちらは新品・中古ともによくある不良でカードのフック部分が良く折れているのを見かけます。また、カードの端部分が当たって部分的にくぼんでいたり、折れていたりするとしわになっていたり、著しくコレクションとしての価値がおちます。これも基本的には対処方法がありません。 - カードシール貼り跡
こちらも良く見かけます。店舗によって商品を管理しているシールや値札を貼っているので、割引など行った際に張り替えたりしたあとなど、残っていることがあります。シール剥がし液などで簡単に除去ですますが、購入時によく確認が必要です。
バーコードシールの剥がし方について以下まとめていますので参考にしてみて下さい。
カード折れ
良くフック部分が折れてしまい、カードにしわが入っているものがあります。この部分は購入時確認の必要があります。
ブリスター割れ
部分的にブリスターにヒビが入っています。こうなると修正はできません。必ず購入時確認が必要です。
ブリスター変色
透明のブリスターが黄色く変色しています。これは目視で確認できますので、特に中古品を購入するときに注意してください。
カードシール剥がし跡
カードのシールがきれいに剥げず、カード自体が剥げてしまっています。こうなるとコレクションの価値は著しく下がってしまいます。
次に肝心な製品の不良いついて説明します。
ホットウィール 本体の不良について
こちらでは本体の不良についてまとめておりますが、製造工程での不良がほとんどで店舗に陳列されているような状態で発生したものではなく、工場出荷時の不良となります。
その不良の内容によってはエラー品ということでレアとされ高値で取引されることもありますが、できる限り避けたいところです。よく確認して購入することが必要です。
- バリ不良
ミニカーのボディを成形したあと、エッジ部分にプラスチックや金属の破片が残ったままになっている場合があります。通常、製造工程でこのバリは除去するようになっておりますが、除去できずにそのままで出荷されるおのがあります。これも修理するには手間がかかるため、購入する際に注意が必要です。 - タンポ不良(ズレ、なし)
ボディにタンポと言われる印刷が施されますが、そのタンポ印刷において不良が発生していることがあります。タンポ自体が印刷されていない場合やタンポがずれて印刷されていたりなど、もともとのデザインと異なってしまうため、注意が必要です。特に小さな柄などはよく見てずれがないか確認が必要です。 - 塗装ムラ・気泡残り
ボディへの塗装にムラがでてしまい、部分的に塗装が厚くなり、ボディの表面が滑らかじゃない状態や塗装時の気泡が残り、表面がざらついたり、傷のように見えたりします。こちらも修正が難しい不良といえす。 - キズ(ボディ、フロント・サイド・リヤガラス)
ボディにキズが入っており取れないものもあります。おそらく製造工程で付いたものだと思いますが、そのまま工場出荷時に発見できず、正規品として出荷されたようです。このキズについては、エラー品として高値で売れたりすることはまずない為、購入時によく確認することが必要です。また、フロントやサイド、リヤのガラス(実際はプラスチック)にも傷が入っていることがたまにあるため、注意が必要です。 - パーツ不足・パーツ違い
付くはずのパーツが付いていなかったり、パーツ自体が違うものが付いているといった不良です。ごくまれにそのエラー品として高値が付くことがあります。こちらも購入時注意が必要です。 - 商品違い
カードと商品が全く違うものが入っていることもあります。これはほんとレアケースかと思いますが、実際にそいったものがあるようです。 - 商品向きが逆
通常、右側にフロントが来るように梱包されておりますが、その商品の向きが逆だったり、さらに逆さま、横向きなど、本来の姿と違う梱包のされ方しているものがあります。これも購入時によく確認が必要です。
タンポなし不良
カードのイラストにはシャークの口の柄がありますが、商品にはシャークの口のタンポがありません。タンポなしのエラー品となります。
パーツ違い不良
ホールの前と後ろが違うのが分かりますでしょうか。実際にこのようなデザインの商品もありますが、この場合、カードのデザイン画と完全に異なります。このような場合もパーツ違いのエラー品となります。
商品違い
カードの絵はインプレッサですが、現物はLBWKのNISSAN 35-GTRRが入っています。完全に商品のテレコです。
パーツなし
これはリヤのパーツが部分的にありません。正規品とは完全にボディの形状が異なります。これはなかなか気が付かないと思いますが、同商品と比較してみると分かります。
購入時の注意点について
様々な不良があることを説明しましたが、購入時の注意点についてまとめました
- カードの確認(裏、表)
シールの貼り跡はないか?(目視、手でもべたつきがないか確認)
カードの折れはないか?(折れシワはないか?特にフック部分注意が必要)
カード全体の汚れの有無確認(汚れはないか?落ちる汚れかどうか確認) - ブリスターの確認
ブリスター割れの確認(目視+手でも確認、音確認:割れているとパリっと音がする)
変色確認(黄変していないか?、明るいところで確認が必要) - 商品の確認
カードと中身はあっているか?(カードの絵と現物を確認)
バリの確認(現物のエッジ部分に不要なバリ残りはないか?)
タンポ印刷の状態は良好か?(同じ車種2台並べて確認、タンポの位置、デザイン確認…細部を確認して下さい)
塗装の状態は良好か?(気泡や塗装ムラはないか?)
キズはないか?(キズの有無の確認、サイドや前、後ろ、天井部分など、様々な角度から確認必要)
パーツはあっているか?(同じ車種並べて確認:パーツの漏れやパーツ違いはないか)
とくにタンポずれやキズ、塗装ムラなどは、しっかりと商品を見ないと発見できませんので、店舗で確認する時間もあまりないと思いますが、後悔しないためにも確認が必要です。
なお、なかなか見ないレアなエラー品を見つけたときは逆に喜んでいただいて、大切に「レアなエラー品」としてコレクションの1つにするのも面白いかと思います!
いかがだったでしょうか?
ホットウィールも工場で大量生産されている商品ですし、毎月、多くの新製品が発売されております。工場でも品質管理には力を入れていると思いますが、一部、検査の目をかいくぐって世の中に出回ってしまっているようです。
エラー品を購入しないためにも、購入時良く製品を確認して購入することが必要です。急いでいると見落としてしまい、コレクションの価値を下げる不良品を手に入れてしまうことがあります。
交換できればいいのですが、在庫がない場合もありますので、後悔しないよう気を付けましょう!
皆さまもレアなエラー品などありましたら、是非、コメントいただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。