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【レコードのお手入れ方法】レコードノイズって何?プチノイズの除去の仕方ってあるの?ノイズの種類やクリーニングの方法についてまとめてみた!

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レコードは、その温かみのある音質やアナログならではの音の表現力から、多くの音楽愛好家やオーディオファンから長年愛され続けています。

最近ではCDの売り上げを抜き、レコードの価値が再認識されており、中古レコード市場もにぎわいを見せております。特に人気盤やレア盤などは年々高値を更新しており、若い音楽ファンの間でも注目されてます

しかし、レコードには「ノイズ」という問題があります。ノイズとは、スクラッチノイズ、クラックルノイズ、ポップノイズのような、レコード再生時に発生する不快な音のことを指します。レコードによくある「プチプチ」となるお馴染みのプチノイズ。あのノイズがレコードらしくて良いというファンもいますが、程度にもより、本来の音楽を聴くという部分を損なうほどの不快感を感じるプチノイズもあります。

この「ノイズ」を除去することにに取り組むことは非常に重要です。なぜなら、ノイズがあると本来の音源の良さを引き出せず、聴き手にストレスを与えることになるからです。そのため、レコードノイズを取り除くことで、よりクリアで美しい音質を楽しむことができます。大切なレコードであれば尚更です。

ここではそのようなノイズを除去する方法や普段のお手入れのほうほうなどをご紹介します!

それではいってみましょう!

目次

ノイズの種類について

様々なノイズがありますが、大きく分けると以下の3つに分けられます。

それぞれのノイズについて、以下に詳しく説明します。

スクラッチノイズ

スクラッチノイズは、レコード盤表面にできた細かい傷によって発生します。これらの傷は、レコード針が表面を通過するときに擦り傷となり、音質を悪化させます。スクラッチノイズは、古いレコードや、多く再生されたレコード、不適切な保管によって引き起こされることがよくあります。

クラックノイズ

クラックノイズは、レコード表面にある大きな傷、ヒビ、または割れ目によって発生します。これらの傷は、レコード針が通過するときに「ひび割れ音」を発生させ、音質を悪化させます。クラックノイズは、新しいレコードでも発生することがあり、不適切な保管や取扱、運搬によって引き起こされることがあります。

ポップノイズ

ポップノイズは、レコード表面にある小さな突起物や汚れ、埃によって引き起こされます。レコード針がこれらの物質を通過するときに、ポップノイズとして聞こえる音が発生します。ポップノイズは、レコード盤表面の汚れや埃が原因で発生することが多いため、定期的なクリーニングが重要です。

これらのノイズは、レコードの表面にある問題が原因で発生するため、再生前にレコードの状態を確認し、必要に応じてクリーニングや修復を行うことが重要です。また、ノイズ除去に適した環境や道具を使用することで、音質を改善することができます。とくにアナログでDJされている方やDJ経験者の方は、久々レコードを出して聴こうとして音の悪さに愕然とすることがあると思います。

ちなみにプチプチする音は、ポップノイズと呼ばれるレコードノイズの一種です。このノイズは、レコードの表面についた微小な塵や毛髪が針に当たることによって生じます。また、レコードが静電気を帯びている場合にも生じることがあります。ポップノイズは、程度にはよりますが日々のお手入れや除去の他のノイズに比べて比較的簡単に除去することができます。

ノイズが出やすいレコードのジャンルや状態

新品と中古盤ではもちろんですが中古盤のほうがノイズが入っている確率が高いと言えます。とくに古くからあるクラシックやジャズ、ソウル、ファンクなどの中古レコードはノイズが入っている盤が多いと言えるでしょう。また原産国でも違います。日本盤やUS盤、UK盤は比較的音が良いと言われておりますが、ジャマイカ盤やフランス盤、メキシコ盤、ブラジル盤などは比較的音質が劣ると言われています。

ただし、原産国やジャンルによる音質の違いは全てのレコードに当てはまるわけではなく、レコードの状態や録音技術、マスターテープの品質などによっても音質が大きく変わるため、必ずしも原産国によって音質が優れているとは限らないようです。

音質の話にも触れましたが、いずれにせよノイズについては、古いレコードになればなるほど入っている確率が高くなるといえるでしょう。

ノイズを取り除く方法

ノイズがある場合、除去する方法として以下の方法があります。ただし、ヒビが入っている場合のノイズや深いキズなどのノイズは以下の方法では難しい場合が多いので、ここでは前述した「ポップノイズ」の除去(プチノイズも含む)を紹介したいと思います。

ブラシでの手動クリーニング

専用のブラシや洗浄剤を使うことが一般的です。レコードクリーニングブラシは、通常静電気を帯びた繊維でできており、レコードの溝に入り込んだ汚れを取り除きます。また、ブラシには柔らかい毛足のものや、毛足の長いものなど、様々な種類があります。

浄剤には、アルコールを主成分としたものや、特殊な洗浄成分を配合したものなど、種類があります。市販されているレコード専用の洗浄液を使用することをおすすめします。洗浄液は、レコード表面に付着した汚れを浮き上がらせ、ブラシで取り除く効果があります。

手動でのクリーニング方法は以下の通りです。

  1. レコード表面の埃をブラシで取り除く まずは、レコード表面についた埃やほこりをブラシで軽く取り除きます。この作業を怠ると、汚れが混じり合ってクリーニング効果が低くなる恐れがあります。
  2. 洗浄液をレコード表面に塗布する 洗浄液を、レコード表面に垂らしたり、スプレーしたりします。この時、洗浄液がレコードのレーベル部分にかからないように注意してください。また、過剰に洗浄液を使用しないようにしましょう。
  3. ブラシで軽くこする ブラシをレコード表面に乗せ、クルクルと回しながら、軽くこするようにして汚れを取り除きます。レコードの溝に入り込んだ汚れを取り除くためには、毛足の長いブラシを使用すると効果的です。
  4. 汚れを拭き取る ブラシでのクリーニングが終わったら、レコード表面の汚れを拭き取ります。クリーニング用のタオルや、メガネ拭きなどを使用すると、静電気が発生しやすい素材を使うため、埃が付きにくくなります。

手動でのクリーニングは、時間がかかるため手間がかかりますが、レコードに優しく、しっかりとクリーニングができるため、比較的やりやすい方法の1つといえます。

レコードを効率的にクリーニングするために様々な便利グッズが販売されております。ネットでも購入できます。

ブラシやクリーナーには様々なものがありますが、オーディオメーカー製ものが使いやすいかと思います。筆者はオーディオテクニカのものを使っています。メーカーも国内、海外ありますが、ナガオカ、オーディオテクニカ製のものが在庫もあり比較的ネットで購入しやすいですし、取り扱っている楽器店やレコード店もあります。

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REDECKER レデッカー] レコードブラシ
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洗浄剤とセットのものも販売されております。洗浄剤については、食器用洗剤を使ってもきれいに落ちます。ただ、レコードのレーベル面を傷める可能性もあります。そんなレーベル面を保護するグッズ(レコードラベル保護プロテクター)もネットで購入できます。



食器炎上材でゴシゴシ洗浄した後は乾燥も必要です。立てかけて乾燥させるのが通常ですが、そんな時に便利なグッズも販売されております。

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ベルドリーム|BELLDREAM レコード乾燥台 BD-LKD11[BDLKD11]
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手動以外にも自動でクリーニングできる機械は販売されています。高額ですがそんな便利なもの試してみたいですね!超音波による振動で汚れを浮かし、乾燥までしてくれる優れものです!動画も貼り付けておきます。一度使ってみたいです。


クリーニングしてもノイズが残る場合は、レコード針やレコードプレーヤー、オーディオ機器に原因がある場合があります。レコード針の劣化やレコードプレーヤーやオーディオ機器の接続不良や劣化などノイズがなかなか良くならない場合は、その原因も調べてみる必要があります。また、レコードプレーヤーのアンチスケーティングの設定など正確な調整を行うことが必要です。

いかがだったでしょうか、筆者もほぼ手動によるクリーニングでノイズ除去をしておりますが、したものとしないものでは音質は大きく変わります。

今後ますますレコード熱は上昇すると思われます。これからもレコードファンの皆様の素敵なレコードライフを応援します!

最後までご覧いただきありがとうございました!

レコードの保管方法についてもまとめています。ぜひご覧ください。

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