ラグビーワールドカップ2023フランス大会まであと1年を切りました。
前回大会の第9回大会ではアジア初となる日本で開催されました。ラグビーファンも初見のファンも日本代表を応援し、ニュースでも大々的に取り上げられました。日本代表もその応援に応えるべく強豪相手に大活躍しました。そんな10回目を迎えるラグビーワールドカップ2023フランス大会が1年後の2023年9月8日から始まります。
ここではそんなワールドカップの日程、見どころ、注目選手などなどご紹介したいと思います。
それではいってみましょう!
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ラグビーワールドカップ2022の出場国について
2023年9月8日(金)開幕し、開幕試合は
フランス VS ニュージーランド
となっており、熱戦の火蓋が切って落とされます。まず開催国のフランス、前回大会のプールステージ3位以上(ベスト12)と各地区の予選を勝ち抜いた全20ヶ国が出場となります。
・フランス(前回大会ベスト8 10大会連続10回目)
・南アフリカ共和国(前回大会優勝 8大会連続8回目)
・イングランド (前回大会準優勝 10大会連続10回目)
・ニュージーランド(前回大会3位 10大会連続10回目)
・ウェールズ (前回大会4位 10大会連続10回目)
・オーストラリア (前回大会ベスト8 10大会連続10回目)
・日本 (前回大会ベスト8 10大会連続10回目)
・アイルランド (前回大会ベスト8 10大会連続10回目)
・スコットランド (前回大会プールA3位 10大会連続10回目)
・イタリア (前回大会プールB3位 10大会連続10回目)
・アルゼンチン (前回大会プールC3位 10大会連続10回目)
・フィジー (前回大会プールD3位 7大会連続9回目)
・ジョージア (6大会連続6回目)
・ルーマニア (2大会ぶり9回目)
・サモア (9大会連続9回目)
・トンガ (8大会連続9回目)
・ナミビア (7大会連続7回目)
・ウルグアイ (3大会連続5回目)
・チリ (初出場)
・未定
開催国及び前回大会の12か国についてはおなじみの顔ぶれといった感じでしょうか?そこに日本も加わっているのが誇らしいですね。前回大会日本とも戦ったロシアについては、ウクライナ侵攻の関係で国際オリンピック委員会の措置(すべての国際大会参加禁止)により、ワールドラグビーもそれに準じてロシア代表の予選3試合を危険とする措置をとりました。よってロシアはワールドカップの切符を逃しました。
各地域の予選を勝ち抜いた国7チームには今回は初出場のチリもワールドカップの切符を手にしております。アメリカが切符を逃しておりますが、最後の1枠を賭けて香港、ケニア、ポルトガルと戦います。
現在20チーム中19チームが決定しておりますが、最後の1枠を賭けて最終予選が行われます。
開催地:ドバイ
開催日程:2022年11月6~18日
出場国:香港、ケニア、アメリカ、ポルトガル
総当たり戦で最も得点が高いチームが残り1枠の切符を手にします!
ラグビーワールドカップ2023 各プール・注目選手について
2020年12月14日にパリでステージの組み合わせ抽選会が行われました。日本代表はプールDとなり、『死のプール」と言われており、前回準優勝のイングランド、南半球4強に位置するアルゼンチンがおり、ワールドカップ常連国のサモア、初出場で未知数のチリもいます。個人的にはプールBのほうがきついように感じます。
前回大会もアイルランド、スコットランドがいる非常に厳しい中、ベスト8まで駒を進めました。今の日本代表であればやってくれるでしょう!
それでは各プールを見ていきましょう!
※カッコ内はワールドランキングとなります(2022年10月24日現在)。愛称も記載してみました!
・ニュージーランド(4) ”オールブラックス”
・フランス(2) ”レ・ブルー”
・イタリア(14) ”アッズーリ”
・ウルグアイ(18) ”ロス・テロス”
・ナミビア(24) ”ウェルウィッチアス”
このプールは開幕戦でもあるフラインスとニュージーランドの予選突破は明らかです。
イタリアについてはシックスネーションズラグビーの参加国でありますが、唯一ワールドカップでベスト8に入ったことがありません。また大黒柱であるセルジョ・パリッセが代表から退き世界的なビッグネームは不在となっています。チームは若手中心となっていますが本大会ではワールドクラスの選手を揃えているフランス、ニュージーランドをどこまで苦しませることができるのか注目です。
注目選手:ニュージーランド代表 ボーデン:バレット(ワールドラグビー年間最優秀選手2回受賞)
フランス代表 ロマン・ンタマック(ワールドラグビー年間最優秀新人賞受賞)
アントワーヌ・デュポン(シックスネーションズ最優秀選手)
・南アフリカ共和国(3) ”スプリングボクス”
・アイルランド(1) (愛称なし)
・スコットランド(6) (愛称なし)
・トンガ(16) ”イカレ・タヒ”
・ルーマニア(17) ”オークス”
プールBでは連覇を狙う南アフリカ代表ですが、世界ランク1位のアイルランド、6位のスコットランドが同組のため、予選突破も厳しいかもしれません。南半球4か国対抗戦ではニュージーランド、オーストラリアと五分五分の戦績、またアルゼンチンには2勝していますが、20点以上失点しているため安定の強さは変わりませんがヨーロッパのチームとどのような闘いになるか楽しみです。
アイルランドは、シックスネーションズラグビーでは2位となりましたが、6チーム中、得点が最も多く失点が最も少ないと攻撃力、防御力ともに優れたチームと言えます。
スコットランドは前回予選プール敗退と屈辱の大会となりましたが、2023年大会はそのリベンジとなる大会です。シックスネーションズでは4位となりましたが負け試合はイングランドとアイルランドと僅差であったため、同組のアイルランドの力の差は紙一重と言えるでしょう。
上位3チームの三つ巴の闘いとなりそうです。
注目選手:南アフリカ代表 チェスリン・コルビ(南アフリカの小さな巨人)
アイルランド代表 ジェームス・ライアン(アイルランド代表の新キャプテン)
スコットランド代表 スチュアート・ホッグ(北半球を代表する攻撃的FB)
・ウェールズ(7) ”レッドドラゴンズ”
・オーストラリア(9) ”ワラビーズ”
・フィジー(12) ”フライング・フィジアンズ”
・ジョージア(13) ”レロス”
・未定’(最終予選勝者)
プールCについては、まだ1枠決まっておりませんが予選突破はウェールズとオーストラリア、フィジーの三つ巴となりそうです。前回大会も同じ顔ぶれの因縁の対決になりそうです。まだ最終予選が残っており1チームは決定しておりません。
ウェールズ代表は闘将アラン=ウィン・ジョーンズが世界最多キャップとなっておりますが、現在37歳となっており本大会まで闘い続けることができるか注目です。おそらくワールドカップまでは頑張ってくれるでしょう。2022年のシックスネーションズでは、5位と振るいませんでした。イタリアにも敗北を喫しております。本大会までどこまで調整してくるか注目です。
オーストラリアは、パシフィックネーションズ2022ではサモアに敗れ、2位となっております。なお、90年の歴史のある伝統の一戦『ブレディスローカップ」をかけたニュージーランドとの1戦(2022年9月14日開催)。勝利目前で2点差で敗退。20年連続でブレディロスーカップを保持することができませんでした。最近では日本とも3戦行い(2022年10月開催)、2勝1敗の成績でした。ただ1試合は1点差での勝利だったため日本代表とも力の差は拮抗しているものと思われます。
フィジーはパシフィックネーションズ2022では3位となり、サモア、オーストラリアに敗れております。オーストラリアとはスコアに差が開きましたが全勝優勝したサモアには1点差で敗れここも力の差は拮抗しているようです。
ウェールズがどこまえ本大会までに仕上げてくるか?フィジーがどこまで上位チームに食い下がってくるかによってプールの順位が大きく変わりそうです。
注目選手:ウェールズ代表 アラン=ウィン・ジョーンズ(世界最多キャップ保持者)
フィジー代表 セミ・ランドランドラ(190㎝110㎏の大型CTB)
オーストラリア代表 スリ・ヴニヴァル(元13人制ラグビーのスター)
・イングランド ”レッドローズ”
・日本 ”ブレイブ・ブロッサムス”
・アルゼンチン ”ロス・ブーマス”
・サモア ”マヌ・サモア”
・チリ ”ロス・コンドレス”
日本代表のプールDについては、「死のプール」と言われております。
日本も前回大会以降、調子を上げており、2022年10月に行われたオーストラリア戦、ニュージーランド戦など強豪国とも互角に渡り合えるチームとなりました。前回大会出場メンバーも主力として選出されると思いますが、前回メンバーに選出されていない若手も力をつけております。FLの下川甲嗣選手(23歳)や2022年大ブレイクをした李承信選手(21歳)などもワールドカップまでにはさらに力をつけ、日本代表の一角を担うこととなるはずです。そういった若手の活躍が勝利への鍵になると思われます。
イングランドにおついては、前回大会準優勝の強豪ですが、2022年のシックスネーションでは3位となりました、イングランドの司令塔オーウェン・ファレルが怪我で不在の中、アイルランド、スコットランドに負けはしましたがシックスネーションズで優勝したフランスに勝っています。オーウェン・ファレルが怪我の中でも若手SOマーカス・スミスが活躍し、しっかりと存在感を残しました。フォワードも安定した強さを持っておりますが、バックスのスピードと前へでるディフェンスが機能するとそう簡単に勝てる相手ではないでしょう。前回大会の雪辱を晴らすべく、優勝を狙ってくるものと思われます。
アルゼンチンも強豪国になかなか勝てませんでしたが、前回大会以降、念願の対オールブラックス初勝利やオーストラリアと大差での勝利といったように強豪国相手にも五分で戦えるチームとなっておりチーム自体も自信をつけているようです。FLパブロ・マテーラのタフな体を張るプレーや接点での献身的なプレーやなど世界最高レベルと言われております。またオールブラックスの初勝利に貢献したSOのニコラス・サンチェスにも注目です。体格はさほど大きくありませんが(177㎝)卓越したゲームメイクのセンスや、正確なキックはアルゼンチンの大きな武器です。日本代表との戦績は日本の1勝5敗となっておりここ25年日本は勝つことができておりません。25年ぶりの雪辱をワールドカップで晴らしてほしいと思います!
通常であれば上位3チームの三つ巴と行きたいところですが、サモアもこのプールでの台風の目となりそうです。2022年のパシフィックネーションズラグビーで全勝優勝しております。オーストラリアAではありますが勝利し、トンガ、フィジーにも激戦の上勝利しております。
注目選手:日本代表 姫野 和樹(得意技ジャッカルの走れる№8)、李 承信(日本の若き司令塔)
イングランド代表 オーウェン・ファレル(イングランドの頼れるイケメン司令塔)
アルゼンチン代表 ニコラス・サンチェス(アルゼンチン代表を勝ちに導く天才SO)
各プールそれぞれ見ごたえのある試合が期待できそうです。アルゼンチンや日本のように中堅国が力をつけてきており、強豪国も予選通過が当たり前ではなくなってきたため予選プールから全力で挑んでくると思います。
ワールドカップ開催が待ち遠しいですね!
放送予定について
日本代表の試合についてはプールDの4戦が決定しております。
現地時間と日本時間も記載したので参考にしてみて下さい。
フランスとの時差により2試合(イングランド戦、サモア戦)については早朝に起きて観戦する必要があります。
日時:2023年9月10日(日)
現地時間 13:00 キックオフ(日本時間 同日 20:00)
場所:フランス トゥールーズ stadium de Toulous
放送予定:未定
日時:2023年9月28日(木)
現地時間 21:00 キックオフ(日本時間9月18日(月)4:00)
場所:フランス ニース (スタジアム:stade de Nice)
放送予定:未定
日時:2023年9月28日(木)
現地時間 21:00 キックオフ(日本時間9月29日(金)4:00)
場所:フランス トゥールーズ (スタジアム:stadium de Toulous )
放送予定:未定
日時:2023年10月8日(日)
現地時間 13:00 キックオフ(日本時間 同日 20:00)
場所:フランス ナント (スタジアム:stade la Beaujoire)
放送予定:未定
日程は決まっておりますが、放送予定はまだ未定となっております。おそらく、JSPORTSは全試合を生放送をする可能性が高いと思います。2015年、2019年ともにすべての試合を中継しました。
地上波でどこまで対応するのか分かりませんが2019年大会はNHKと日テレで放送されました。2015年は日テレ系が完全生中継をおこなっておりますので、近年のラグビー人気を考えると、この2023年のワールドカップについても、どこかのテレビ局が放映権を獲得し生中継する可能性は非常に高いと思われます。
情報が上がり次第更新したいと思います!
いかがだったでしょうか?
ラグビー日本代表も年々強くなってきており、以前のように強豪国に対して大差で負けることもなくなりました。さらに強豪国を脅かす存在にもなりそうな勢いで強くなってきております。
フランスワールドカップに照準を合わせ、まずは予選プールを勝ち抜くことを目指し勝ってほしいと思います。
今後も情報が更新されましたら、随時更新していきたいと思います。
2023年9月開幕が待ち遠しいですね。
最後までお付き合いありがとうございました!