
中学時代に全国優勝を経験し、高校1年生ではU17世界選手権の個人賞も受賞。
そんな華やかな実績を持ちながら、高校ではなかなか試合に出られない時期を経験した選手がいます。
大阪のバレーボール強豪校・金蘭会高校の中山沙也(なかやま・さや)選手です。
身長168cmのアウトサイドヒッターで、2026年度はチームのキャプテンを務めています。
中学時代から全国レベルで活躍していた中山選手ですが、強豪・金蘭会のレギュラー争いは簡単ではありませんでした。
それでも、出場機会をつかんだ2026年1月の春高バレーでは、チームの7年ぶりの優勝に貢献しています。
今回は、中山沙也選手の身長や出身中学、U17日本代表での活躍、そして高校で経験した挫折と成長を紹介します。
中山沙也の身長・出身中学などプロフィール

| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| 名前 | 中山沙也(なかやま・さや) |
| 生年月日 | 2008年6月18日 |
| 出生地 | 神奈川県 |
| 高校 | 金蘭会高校(大阪府) |
| 学年 | 3年生(2026年度) |
| 身長 | 168cm |
| 最高到達点 | 291cm |
| ポジション | アウトサイドヒッター |
| 出身中学 | 金蘭会中学校(大阪府) |
| 中学以前の所属 | 横浜バッド |
| 主な実績 | 2024年U17世界選手権ベストOH、2026年1月春高優勝、2026年インターハイベスト6 |
| 2026年度の役割 | キャプテン |
中山選手の身長は168cm。
世界のトップ選手と比べると決して大柄ではありませんが、最高到達点は291cmと紹介されています。
高いジャンプ力に加えて、レシーブやコースの打ち分けなど、攻守にわたる技術を持つ選手です。
出身中学は、金蘭会高校と同じ系列の金蘭会中学校。
その前には、神奈川県のバレーボールクラブ「横浜バッド」でプレーしていました。
中学時代から全国優勝を経験した実力者
中山選手は、中学生の頃から全国大会で活躍していました。
金蘭会中学校3年生時には、全日本中学校バレーボール選手権大会で優勝。
金蘭会中学校にとって4連覇となる大会でした。
さらに、大阪北選抜の主力として全国都道府県対抗中学バレーボール大会(JOC杯)にも出場し、優勝を経験しています。
この大会では、のちに東九州龍谷高校で活躍する忠願寺莉桜選手らと対戦しました。
「小さくても勝てる」同じような選手に希望を与えたい
中山沙也選手が大切にしているのは、身長が高くなくても世界の選手と戦えることを証明することです。
「あすリートチャンネル」のインタビューでは、東九州龍谷の忠願寺莉桜選手についても触れています。
忠願寺選手のような高さのある選手がいるだけでプレッシャーを感じる一方、中山選手には、それでも勝ちたいという強い気持ちがあります。
そして、自分のモットーについて次のように語っています。
「小さくても勝てる、戦える」
さらに、自分と同じように「身長が高くないバレーボール選手たちにも、希望を与えられる存在になりたい」と話していました。
ただ自分が勝ちたいだけではない。
自分のプレーを通じて、同じ悩みを持つ選手たちに可能性を示したい。
その思いを知ると、中山選手のプレーを見る目も少し変わってきます。
世界大会で個人賞を受賞した実績以上に、彼女がどんな気持ちでコートに立っているのかが伝わるインタビューでした。
2024年U17世界選手権でベストアウトサイドヒッター
中山選手の名前を全国に広めた実績の一つが、2024年の女子U17世界選手権です。
高校1年生だった中山選手は、日本代表として大会に出場。
身長168cmながら、技術の高さを発揮し、ベストアウトサイドヒッター賞に選ばれました。
世界大会で個人賞を受賞するというのは、大きな実績です。
ただ、高校での中山選手の歩みは、この実績から想像するほど順調なものではありませんでした。
世界で評価されても、金蘭会ではレギュラー争い

金蘭会高校は、全国から実力のある選手が集まる強豪校です。
中山選手も高校入学後、すぐにレギュラーとして活躍できたわけではありません。
月刊バレーボールの取材によると、1年生の頃は出場機会が少なく、2年生になってからもレギュラー争いが続きました。
2025年夏のインターハイ決勝ではスタメンに入りましたが、秋の春高大阪府予選代表決定戦では試合に出られませんでした。
中学時代に全国優勝し、世界大会でも評価された選手が、高校では思うようにコートに立てない。
中山選手は、当時を自身にとって初めての大きな挫折だったと振り返っています。
それでも、先輩たちからの励ましが支えになったそうです。
実績があるからこそ、出られない悔しさもあったはずです。
しかし、その経験が中山選手のプレーと考え方を変えるきっかけになりました。
西村里音とのポジション争いで見つけた自分の武器
中山選手がポジションを争っていた相手の一人が、後輩の西村里音選手です。
西村選手は180cmの高さを持ち、力強いスパイクが武器。
一方、中山選手は168cmです。
身長やパワーで同じ勝負をするのではなく、自分にできることを考えました。
月刊バレーボールの対談で中山選手が挙げているのは、レシーブの安定感と多彩な攻撃です。
相手の守備を見てフェイントを使ったり、インナーへ打ち込んだり、スパイクのコースを工夫したりする。
高さだけに頼らないプレーを磨いてきました。
また、ポジション争いをする相手との向き合い方にも変化があったそうです。
以前は自分がコートに立ちたい気持ちが強く、後輩とうまく接することができない時期もありました。
しかし、次第に自分が出られない場面でも仲間を応援し、一緒に勝利を目指そうと考えるようになりました。
個人の競争とチームの勝利。
その両方に向き合ってきたことが、中山選手の成長につながっているのでしょう。
2026年春高バレーで7年ぶりの優勝に貢献
2026年1月の春高バレーで、金蘭会高校は7年ぶりの全国優勝を果たしました。
中山選手も、試合を重ねるなかで出場機会を増やしていきました。
2回戦の三重高校戦では第2セットからスタメン出場の機会が増え、準決勝の東九州龍谷戦でも第1セット途中からコートに立ちました。
強豪との大一番で、自分の役割を果たしたのです。
月刊バレーボールの取材では、ライバルでもあり仲のよい先輩選手と対戦できた喜びも語っています。
出場できない時期を経験したからこそ、春高のコートでプレーできることには特別な意味があったのかもしれません。
中学時代からの輝かしい実績に、高校での全国優勝が加わりました。
吉田桜香との信頼関係も金蘭会の強み

2026年度の金蘭会を語るうえで、中山選手と吉田桜香選手の関係も欠かせません。
2人は金蘭会中学校時代から一緒にプレーしてきた仲間です。
2026年3月の月刊バレーボールの対談では、互いのプレーを率直に評価し合っています。
吉田選手は、中山選手のレシーブの安定感や攻撃での頼もしさを高く評価。
一方の中山選手も、吉田選手には強気に戦ってほしいと期待を寄せています。
金蘭会には個性の異なる選手がそろっています。
だからこそ、チームの中で互いの特徴を理解し、信頼してプレーすることが大切なのでしょう。
中山選手は2026年度のキャプテンとして、今度は自分がチームを引っ張る立場になりました。
出場機会に悩み、先輩たちに支えられてきた経験が、後輩への接し方にも生きているのかもしれません。
春高バレー2027で注目したい中山沙也
2026年のインターハイでは、中山選手がベスト6に選出されました。
2026年1月の春高優勝を経験し、最上級生として迎えた高校最後のシーズン。
金蘭会が春高バレー2027の舞台に立つことになれば、中山選手は大きな注目を集める存在でしょう。
ただし、全国大会への出場は大阪府予選の結果によって決まるため、最新の出場状況は公式発表を確認する必要があります。
中山選手の魅力は、世界大会で評価された技術だけではありません。
レギュラー争いで悩みながらも、自分の武器を見つけ、仲間と一緒に勝利を目指す姿勢を身につけてきたことです。
春高のコートで、その経験がどのようなプレーにつながるのか注目です。
まとめ
中山沙也選手は、金蘭会高校に所属する身長168cmのアウトサイドヒッターです。
金蘭会中学校時代には全国優勝を経験し、2024年のU17世界選手権ではベストアウトサイドヒッター賞を獲得しました。
一方、高校では出場機会に恵まれず、レギュラー争いに苦しんだ時期もありました。
その経験を乗り越え、2026年1月の春高優勝に貢献。2026年度はキャプテンとしてチームを率いています。
世界大会での実績、挫折、そして仲間との信頼関係。
中山沙也選手が高校最後のシーズンにどのような活躍を見せるのか、これからも注目したいと思います。
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