
2026年夏のインターハイで、横浜隼人高校が女子バレーボール部創部以来、初めて全国の頂点に立ちました。
その攻撃を組み立てていたのが、セッターの瀧澤咲羽(たきざわ・さわ)選手です。
バレーボールでは、豪快なスパイクを決める選手に注目が集まりがちです。しかし、どの選手に、どんなタイミングでトスを上げるか。その判断によって攻撃の形は大きく変わります。
瀧澤選手には、5点差を追う場面から逆転につなげた経験があります。
さらに、リベロの杉原南美主将とは中学時代から6年間、一緒にプレーしてきました。
この記事では、瀧澤咲羽選手の身長や出身中学などのプロフィールから、全国優勝までの歩み、プレーの特徴、春高バレー2027に向けた注目ポイントまで紹介します。
瀧澤咲羽のプロフィール|身長・出身中学・ポジション

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 瀧澤咲羽(たきざわ・さわ) |
| 高校 | 横浜隼人高校(神奈川県) |
| 学年 | 3年生(2026年度) |
| 身長 | 164cm |
| 出身中学 | 江陽中学校(神奈川県) |
| ポジション | セッター(S) |
| 最高到達点 | 252cm |
| 主な実績 | 2026年インターハイ優勝、ベスト6、優秀選手賞 |
※身長は2026年のチーム提供選手名鑑および月刊バレーボールの対談記事に基づきます。
瀧澤選手は神奈川県小田原市出身。小学1年生から下中スピリッツでバレーボールを始めました。
中学時代には県大会で準優勝し、県代表にも選ばれるなど、早くから実力を発揮しています。
横浜隼人高校に進学してからも、1年生の関東大会予選からセッターとしてレギュラー出場。
チームの攻撃を支える存在になりました。
横浜隼人をインターハイ初優勝へ導いたセッター
2026年8月、滋賀県で開催されたインターハイ。
横浜隼人は準々決勝で古川学園、準決勝で前回王者の金蘭会を破り、決勝に進出しました。
決勝の相手は、全国屈指の強豪・東九州龍谷高校です。
試合は横浜隼人が第1セットを落とす苦しい展開でしたが、そこから巻き返して3対1で勝利。創部初の全国優勝を達成しました。
準決勝の金蘭会戦も、第1セットを失ってからの逆転勝利でした。
決して順調な試合ばかりではなかった全国制覇。
その中で、瀧澤選手はセッターとして攻撃を組み立て、チームを支え続けました。
大会ではベスト6に加えて優秀選手賞にも選出され、全国の舞台で実力を示しています。
5点差から9連続得点!瀧澤咲羽の判断力
瀧澤選手の特徴を知るうえで、ぜひ紹介したい試合があります。
それは、2025年1月の春高バレー出場を決めた神奈川県予選です。
準決勝の相手は市立橘高校。
最終セットの中盤、横浜隼人は5点差を追う苦しい状況にありました。
しかし、味方のサービスエースをきっかけに流れが変わります。
ここで瀧澤選手が選んだのは、エースにボールを集めることでした。
正確なトスで攻撃をつなぎ、チームは9連続得点を記録。逆転勝利をつかみました。
セッターは、常にさまざまな攻撃を使い分けることだけが仕事ではありません。
チームの司令塔として試合の流れを読み、今どの選手にボールを託すべきかを判断することも重要です。
この逆転劇は、瀧澤選手のプレーを理解するうえで印象的なエピソードではないでしょうか。
※この試合は過去の春高県予選であり、春高2027の予選結果ではありません。
杉原南美主将とは中学から6年間のコンビ

横浜隼人の強さを語るうえで欠かせないのが、リベロの杉原南美主将との関係です。
2人は神奈川県の江陽中学校出身で、中学から高校まで6年間、一緒にプレーしてきました。
2026年10月に公開された月刊バレーボールの対談では、お互いのプレーについて語っています。
杉原選手は、レシーブが乱れた場面でも瀧澤選手がアタッカーへしっかりトスをつないでくれることに、大きな安心感を持っていると説明しています。
一方の瀧澤選手も、中学時代から主将としてチームをまとめてきた杉原選手への信頼を語りました。
杉原選手がレシーブを上げ、瀧澤選手がトスをつなぎ、アタッカーが得点を決める。
一つの攻撃の中にも、長い時間をかけて築かれた連係があります。
横浜隼人が全国優勝できた理由を、スター選手一人の活躍だけで説明することはできません。
中学時代から共に戦ってきた2人の存在も、チームを理解するうえで注目したいポイントです。
毎日のバレーノートで攻撃を研究!瀧澤咲羽の努力
全国優勝を経験した瀧澤咲羽選手ですが、その裏には日々の地道な取り組みがありました。
YouTubeの密着動画では、練習や食事、寮生活の様子に加え、瀧澤選手が毎日書いている「バレーノート」も紹介されています。
ノートには、その日に指導されたことや練習の振り返りを記録。
セッターというポジションだからこそ、攻撃の組み立て方についても書いていると本人が説明しています。
試合での判断力は、経験だけで身につくものではありません。
日々の練習を振り返り、次のプレーにつなげようとする姿勢も、瀧澤選手の強さを支えているのかもしれません。
また、動画では後輩からの評価も印象的でした。
レシーブが乱れた場面でも、きれいなトスにつなげてくれることや、瀧澤選手がコートにいるだけで安心感があることが語られています。
さらに、別のチームの年下の選手からトスの技術について相談を受け、本人なりに丁寧に回答している様子も紹介されました。
自分の技術を磨くだけでなく、周囲の選手との関わりも大切にしている。
密着動画からは、試合結果だけでは見えてこない瀧澤選手の一面が伝わってきます。
瀧澤咲羽のプレーの特徴は?
瀧澤選手のプレーには、特に注目したい3つの特徴があります。
① レシーブが乱れても攻撃につなぐトス
バレーボールでは、いつもセッターの理想的な位置にボールが返ってくるわけではありません。
杉原主将は対談で、レシーブが乱れた場面でも瀧澤選手がトスをつないでくれることを評価しています。
守備が崩れたときに攻撃の形を保てることは、強豪校との接戦でも重要です。
② 試合の状況に合わせた判断
過去の県予選で見せた、エースにボールを集める判断。
状況に応じて攻撃の選択を変えられる点は、瀧澤選手の注目したい特徴です。
トスの正確さだけでなく、どの場面で誰を使うのかという判断にも目を向けたいところです。
③ 多彩なコンビネーション
月刊バレーボールの対談で、瀧澤選手は相手の高いブロックを意識しながら、それぞれのアタッカーを生かすトス回しに取り組みたいと語っています。
横浜隼人の攻撃を見る際には、スパイクが決まる瞬間だけでなく、そこへ至るトスの組み立てにも注目です。
④ 相手ブロックを惑わせるトスワーク
瀧澤咲羽選手のトスワークについて、YouTubeの密着動画ではチームメイトから興味深い評価が寄せられています。
それは、味方でさえ、どこにトスが上がるのか分からないことがあるというものです。
チームメイトによると、瀧澤選手はトス回しが非常に上手く、相手からも攻撃先を読まれにくいセッターなのだそうです。
実際に瀧澤選手本人も、相手ブロックを動かすために、自分の体の動きで一度トスの方向を見せ、あえて逆方向へ上げる工夫をしていると説明しています。
ただ正確にトスを上げるだけではありません。
相手ブロッカーの動きまで考えて、攻撃を組み立てていることが分かります。
さらに、アタッカーとはその日の調子や希望するトスについてコミュニケーションを取り、一人ひとりに合わせたトスを意識しているそうです。
全国優勝を経験したセッターの技術には、こうした細かな工夫があるのですね。
春高バレー2027で注目したい瀧澤咲羽のトスワーク
2026年インターハイの全国王者となった横浜隼人。
冬の春高バレー2027でも、その戦いぶりに注目が集まります。
特に見たいのは、相手のブロックが高い場面や、接戦でレシーブが乱れた場面でのトスワークです。
全国の強豪を相手に、誰を生かし、どのように攻撃を組み立てるのか。
瀧澤選手の選択が、横浜隼人の攻撃を左右する場面もあるでしょう。
香水が好き!コートの外で見せる瀧澤咲羽の素顔

試合中は冷静に攻撃を組み立てる瀧澤咲羽選手ですが、コートの外では違った一面も見せています。
YouTubeの密着動画で趣味を聞かれると、瀧澤選手は香水が好きだと答えています。
甘いフローラル系の香りが好みで、香水は10個ほど持っているとのこと。
試合に勝った際などに両親から欲しいものを買ってもらうこともあり、練習前に香水をつけて気分を高めているそうです。
また、チームメイトからは、歌ったり踊ったりすることもあると紹介され、楽しそうに笑い合う場面が映っています。
普段は明るい雰囲気を見せながら、コートに立つと相手のブロックを読んで攻撃を組み立てる。
このギャップも、瀧澤選手の魅力の一つではないでしょうか。
動画の後半では、将来についても語っています。
プロとしてプレーすることへの思いを尋ねられると、機会があれば挑戦したいという気持ちを示し、バレーボールを続けられる限り取り組んでいきたいと話しています。
高校卒業後も競技を続け、大学でも活躍したいという目標を持っていることが分かります。
まとめ|瀧澤咲羽は横浜隼人の攻撃を支える注目セッター
瀧澤咲羽選手は、横浜隼人高校の攻撃を組み立てる3年生セッターです。
2026年インターハイでは、チームの初優勝に貢献し、ベスト6と優秀選手賞を受賞しました。
過去の県予選で見せた5点差からの逆転劇、杉原南美主将との6年間の関係など、プレーだけでは伝わらないエピソードも持っています。
バレーボールの試合を見るとき、つい得点を決めた選手に目が向きます。
しかし、その一つ前には、セッターの判断があります。
瀧澤選手がどんな状況で、誰にトスを上げるのか。
そこにも注目すると、横浜隼人のバレーボールをさらに楽しめそうです。
春高バレー2027(女子)について

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